旦那が仕事を辞めたのに貯金なし!専業主婦が家計破綻を防ぐ緊急のお金の工面法
突然、旦那様が仕事を辞めてしまい「貯金もほとんどないのにどうしよう」と強い不安を感じていませんか。
家賃や光熱費、お子様の教育費など、毎月の固定費は仕事を辞めた後も待ったなしで請求されます。
この記事では、まず知っておきたい生活リスクと公的な手続きから、今日からできる節約術、そして急場をしのぐお金の工面法まで、順を追って分かりやすく解説します。落ち着いて、できることから一つずつ進めていきましょう。
旦那が仕事を辞めたら直ちに確認すべき3つの生活リスク
旦那様が退職して真っ先に直面するのは、日々の暮らしに直結するお金の問題です。貯金がない状態での減収は、家計に大きな打撃を与えます。どのようなリスクがどのタイミングで発生するのかを知っておくことが、対策の第一歩です。
自己都合退職の失業保険は、受給まで約2〜3ヶ月かかる現実
自己都合による退職の場合、失業保険(雇用保険の基本手当)の申請から実際に振り込まれるまでには時間がかかります。申請後に7日間の待期期間があり、さらに原則1ヶ月の給付制限期間が設けられているためです。
給付制限期間が終わった後も、失業認定日を経てから振り込まれるため、離職から最初の入金までは約2〜3ヶ月かかります。この間の生活費をどう確保するかが、最初の大きな課題になります。
なお、退職日から遡って5年間のうちに2回以上、正当な理由なく自己都合退職している場合は、給付制限が3ヶ月になり、初回の入金までさらに時間がかかります。
旦那が仕事を辞めた後も止まらない家賃・ローン・光熱費という固定費
旦那様の収入が途絶えても、毎月の固定費の引き落としは止まりません。家賃や住宅ローン、水道光熱費、通信費などは、これまで通り支払う必要があります。
特に口座引き落としの固定費は、残高不足になると延滞金が発生したりサービスが止まったりするおそれがあります。直近でいくらの支払いが必要なのか、早急に洗い出して優先順位を整理しましょう。
旦那を責めすぎることで再起が遅れる悪循環という心の負担
事前の相談もなく退職した旦那様に、強い不安や不信感を抱くのは自然なことです。しかし、感情的に責め立てすぎると、夫婦関係が悪化するだけでなく、旦那様が自信を失って転職活動への意欲をなくしてしまうことがあります。
結果として再就職が遅れる悪循環につながりかねません。不安な気持ちは理解できますが、まずは現状を受け入れ、二人で協力して解決策を探る姿勢を持つことが大切です。
退職理由によっては、給付制限がつかない可能性がある
旦那様が事前の相談なく退職された場合、その背景に心身の不調や過重労働があることは少なくありません。理由によっては、失業保険の給付制限が課されない区分に該当します。
体力の不足、心身の障害、疾病、負傷などを理由とする離職は「特定理由離職者」に、離職直前6ヶ月間のうち、①連続する3ヶ月で45時間、②いずれか1ヶ月で100時間、③連続する2ヶ月以上の期間の平均で1ヶ月80時間、のいずれかを超える時間外労働が行われたことによる離職は「特定受給資格者」に該当する可能性があります。
いずれの場合も給付制限は課されず、待期期間の7日が明ければ受給が始まります。特定受給資格者はさらに、所定給付日数が一般の離職者より長くなる場合があります。
判断はハローワークが医師の診断書やタイムカードなどの客観的な資料に基づいて行います。心当たりがある場合は、離職票を持参する際に担当者へ状況を説明してください。
また、退職前から療養が必要な状態だった場合、健康保険の傷病手当金(標準報酬日額の3分の2、支給開始日から通算1年6ヶ月)を受けられることがあります。退職前に被保険者期間が継続して1年以上あり、退職日の前日時点で受給している(または受けられる状態にある)場合は、退職後も継続して受け取れます。
まずは前職の健康保険(協会けんぽまたは健康保険組合)にご確認ください。
妻がパートの場合に行うべき3つの公的手続き
旦那様が退職した後は、社会保険や年金に関する公的手続きを迅速に行う必要があります。放置すると保険料の負担が増えたり、年金の受給に影響したりするリスクがあります。ここでは、妻にパート収入がある場合を想定した、優先すべき3つの手続きを解説します。
夫を妻の被扶養者にするか国民健康保険に切り替えるかという健康保険の選択
旦那様が退職すると、加入していた健康保険の資格を失います。選択肢は主に、妻のパート先の健康保険に被扶養者として入れるか、国民健康保険に切り替えるかの2つです。
| 選択肢 | 旦那様の保険料負担 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 妻のパート先の健康保険(扶養) | 追加負担なし | 旦那様の年間見込み収入が130万円未満、かつ妻の収入の半分未満が原則条件。妻のパート先が社会保険の適用事業所であることが前提 |
| 前職の健康保険の任意継続 | 在職時の保険料の全額(会社負担分がなくなるため約2倍)。ただし上限あり | 退職日の翌日から20日以内に申請が必要。最長2年間。扶養家族の保険料はかからない |
| 国民健康保険 | 所得・世帯人数に応じて発生 | 扶養という概念がなく、加入者全員分が世帯主に請求される |
まずは妻のパート先の担当部署に、旦那様を扶養に入れられるか確認しましょう。
扶養に入れない場合は、任意継続と国民健康保険を比較します。お子様がいる世帯では、任意継続なら扶養家族の保険料がかからないのに対し、国民健康保険は加入者全員分が世帯主に請求されるため、任意継続のほうが安くなるケースが多くあります。
ただし任意継続の申請期限は退職日の翌日から20日以内です。この期限を過ぎると選べなくなるため、退職が分かった時点ですぐに両方の保険料を試算して比較してください。国民健康保険の保険料は市区町村の窓口、任意継続の保険料は前職の健康保険(協会けんぽまたは健康保険組合)で確認できます。
なお、旦那様を妻の扶養に入れる場合、失業保険との関係に注意が必要です。
健康保険の被扶養者認定では、失業給付も収入として扱われます。基本手当日額が3,612円以上(60歳以上の方は5,000円以上)になると、年収130万円(同180万円)を超える見込みとみなされ、扶養から外れることになります。
実務上は、待期期間と給付制限期間中(受給が始まるまでの約2〜3ヶ月)は扶養に入り、受給が始まったタイミングで扶養を外れて国民健康保険・国民年金に切り替える、という流れになるケースが一般的です。
ご自身の基本手当日額は、離職票に記載された賃金額をもとにハローワークで確認できます。扶養の手続きをする前に、妻のパート先の担当部署へ「失業給付を受給予定だが扶養に入れるか」を必ず確認してください。
厚生年金から外れた夫が14日以内に行う国民年金の種別変更
旦那様が前職で厚生年金に加入していた場合、退職に伴って国民年金への切り替え手続きが必要です。退職日の翌日から14日以内に、お住まいの市区町村窓口で「第1号被保険者」への変更手続きを行いましょう。
手続きを忘れて未納の期間ができると、将来受け取れる年金額が減る可能性があります。なお、妻のパート先が厚生年金の適用対象であれば、条件を満たすことで旦那様を第3号被保険者として扶養に入れられる場合もあります(対象は20歳以上60歳未満の方)。ただし健康保険の扶養と同様、失業給付の日額によっては認定されないため、受給予定がある場合は事前に確認してください。
離職票を持参してハローワークで速やかに行う失業保険の申請
失業保険を受給するには、会社から届く「離職票」を持ってハローワークで手続きを行う必要があります。申請が遅れるほど、給付が始まる時期も後ろ倒しになってしまいます。
必要書類は、離職票(1・2)、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)、本人名義の預金通帳などです。マイナンバーカードがない場合は写真が必要になることもあるため、事前に窓口で確認しておくと安心です。離職票が届いたら早めにハローワークへ足を運びましょう。
今日から実践できる家計立て直しの3つの節約術
公的手続きと並行して、日々の出費を抑える家計の見直しも行いましょう。支出を減らせれば手元に残る現金が増え、急場をしのぎやすくなります。ここでは、ストレスが少なく今日からすぐに取り組める3つの節約術を紹介します。
スマホプランの見直しや不要なサブスクの解約という固定費の削減
もっとも即効性が高いのが、固定費の削減です。大手キャリアのスマートフォンを利用している場合、格安SIMへ変更するだけで毎月数千円の節約が期待できます。
利用頻度が低い動画配信サービスやアプリの定額課金(サブスク)も、この機会に見直しましょう。一度手続きをすれば効果が長く続くため、我慢を伴う節約より続けやすいのが利点です。
1週間ごとの予算管理によるATM出金の見直し
お金の管理が苦手な場合は、1ヶ月単位ではなく1週間単位で予算を管理する方法が効果的です。月始めに使えるお金を4週分に分け、その範囲内でやりくりする習慣をつけましょう。
ATMから頻繁にお金を引き出すと、無計画な出費や手数料がかさみやすくなります。引き出す回数を「週に1回まで」などと決め、手持ち額を把握しておくことが大切です。
国民年金保険料や住民税の減免・猶予制度の活用
収入が大きく減った場合は、公的な減免・猶予制度の利用も検討しましょう。国民年金保険料には失業を理由とした免除・納付猶予の特例があり、住民税も自治体によっては減免や分割納付の相談に応じてもらえます。
未納のまま放置すると差し押さえなどのリスクがあるため、支払いが難しいと感じたら、早めに役所や年金事務所の窓口へ相談しましょう。
パート収入がある妻名義でカードローンを検討する際の3つのポイント
失業保険が振り込まれるまでの無収入期間や、急な固定費の引き落としなど、自力での解決が難しい支出が発生することもあります。そのような場合の選択肢の一つが、妻名義でのカードローン活用です。ここでは検討する際の3つのポイントを紹介します。
妻自身に安定したパート・アルバイト収入があることが前提条件
旦那様が無職で貯金がない世帯状況であっても、カードローンの申込みが「無職でも借りられる」ことにはなりません。妻自身にパート・アルバイト等による安定した収入がある場合にお申込み可能です。
審査は申込者本人である妻の収入や勤続状況をもとに行われ、旦那様の失業という家庭内の事情自体は申込条件に影響しません。ご自身の収入に見合った無理のない範囲で、計画的に利用することが大切です。
原則、電話による在籍確認なし(※)で周囲に知られず利用できる仕組み
パート先に電話がかかってきて周囲に知られないか、と不安になる方も多いでしょう。現在の大手消費者金融では、原則、電話による在籍確認なし(※)で申し込める仕組みが主流になっています。
※お申込みの状況によっては、電話による確認が必要となる場合があります。
勤務先への電話連絡の代わりに、給料明細などの書類で在籍を確認する場合があり、Web完結を選べば自宅への郵送物もなく、周囲に知られずに手続きを進めやすくなります。
最短即日融資に対応した大手消費者金融で急な引き落としに備える方法
公共料金や家賃の引き落とし日が迫っている緊急時には、融資スピードに優れたサービスを選ぶことが重要です。大手消費者金融であれば、Web申し込みで最短即日融資(※お申込みの時間帯や審査状況によって、当日中のご融資ができない場合があります)に対応している場合が多くあります。
なお、お申込みには所定の審査があります。時間に余裕を持って、早めの時間帯に申し込むようにしましょう。
まとめ
旦那様の突然の退職で貯金もないという状況は、大きな不安を感じるものです。しかし、正しい知識を持って速やかに行動すれば、家計の破綻を防ぐことは十分可能です。
まずは失業保険や固定費などの生活リスクを確認し、健康保険や年金の切り替え手続きを迅速に行いましょう。同時に、固定費の見直しや公的な減免制度を活用して出費を抑えることも大切です。
どうしても足りない急場は、妻自身にパート・アルバイト等の安定した収入があることを前提に、大手消費者金融のカードローンを計画的に活用するのも一つの方法です。焦らず、できることから一つずつ進めていきましょう。
※お申込みの時間帯や審査状況によって、当日中のご融資ができない場合があります。
参考:日本年金機構「会社を退職したときの国民年金の手続き」 https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/kanyu/20140710-03.html
参考:全国健康保険協会「健康保険任意継続制度(退職後の健康保険)について」 https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g6/cat650/r313/